自分たちのライフスタイルに合った家を作ることができる注文住宅ですが、その大きなメリットは、こだわりの部分には惜しみなくコストを費やし、逆に不要な部分は徹底的に削ることができる点にあります。よって、同じ予算で建売住宅を購入するよりも、住みやすい好みの家を実現できるケースが多いですが、住宅というものは何よりも安全性や耐久性が重要である為、コストを削る部分を検討する際には注意が必要です。注文住宅を作る際に、コストを削ってはならない部分としてまず挙げられるのが、基礎工事です。この部分のコストを削ってしまうと、いかにそれ以外の部分の施工を丁寧に行っても、安全で耐久性のある家を作ることはできません。

土地の条件によっては地盤改良が必要になるケースもありますが、軟弱な地盤のまま住宅を建てることは危険なので、必要以上にコストを削らないようにしましょう。また、断熱性能にしっかりとコストを費やしておくことで、夏は涼しく冬は暖かい住空間を作ることができ、長期的なコストパフォーマンスの向上が期待できます。よって、この部分のコストも安易に削らないことが大切です。逆に、住みやすさや安全性に関わらない余分な装飾を削ぎ落としたり、間取りをできる限りシンプルにすることは、注文住宅のコストダウンの方法としては有効です。

注文住宅のローコスト化に実績のある工務店などに依頼することで、より良い家作りが期待できるので、依頼先選びの際にはチェックしてみましょう。