省エネ住宅とは、消費するエネルギーを抑えた住宅です。冷暖房エネルギーを抑える断熱対策が中心に行われていましたが、近年では照明・給湯・家電などに対しても基準が設けられていて、その基準を満たした住宅を省エネ住宅といいます。省エネ住宅とは消費エネルギーを抑えた住宅ですが、その消費エネルギー量を左右するのが外皮性能になります。外皮性能とは外壁・窓などを通して熱を損失しにくいか断念と日射の二つで評価します。
断熱は建物内外の熱の出入りを少なくすることで、省エネ住宅とはこの熱の出入りを極力少なくした対策を行なっています。壁・天井・床に対して断熱材を使用する、窓を二重窓にするという対策を行います。断熱性能を評価するUA値は、その数字が小さいほど熱が逃げにくく断熱性能が優れていることを示すため、断熱効果の高い住宅を建てたい時には建築会社のサイトでUA値をチェックすることが良いとされています。日射も部屋の冷房効率を悪くしてしまう部分ですので、しっかり遮断することが重要です。
窓の上に尺をつける、屋根に遮熱塗料を塗ることなどで対策していきます。日射遮蔽性能を示すのはηAC値で、これも数字が小さいほど省エネ効果が高くなっています。省エネ住宅を建てることによって、助成金や減税が受けられるケースもあります。ただし、このような補助制度を把握している施工会社は少ないため、実績のあるしっかりサポートしてくれる会社に相談することで利用できるようになります。